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2015.05.22

鋳造(キャスト)ってこんな感じです

こんにちは!やっと風邪が治りそうな予感がする大内山です!
最近は台風とか雷雨とか天気が安定しませんね。先日のお休みの時に釣りに行こうと思ったのですが釣り仲間から・・・

「台風の影響で波がこんなです」と連絡が有り諦めました。おのれ!台風め・・・(-_-;)

さて、そんな私の話はさておき、今回は「鋳造」について書こうと思います。
このブログでも「お客様がお作りになったWAX原型を鋳造に出し・・・」と書いていますが、ピンとこないと思いますので簡単ではありますが説明を致します!大内山の力作の図を用いて説明していきます(^^)

①まず、お客様がお作りになったWAX原型を金属の筒に入れ石膏を流し込み固めます。

筒の断面図です

↑青い部分がWAX、緑の部分が石膏です。WAXのリングに続いている細い棒の部分を湯道と言います。

②石膏が固まったら窯に入れて焼きます。そうするとWAXが溶けて?(蒸発して?)WAXが無くなり、そこに空洞が出来ます。この空洞がメス型になります。

上下をひっくり返します

↑の図の様になります。

③ ②で出来た空洞(メス型)に溶けた状態のプラチナ、K18等の地金を流し込みます。

↑赤い部分が溶けた地金で、緑が石膏です。
そして冷えて地金が固まったら石膏を割ってリングを取り出します。

ざっと説明しましたが、これが「鋳造」です。

↑を鋳造に出すと・・・
↑こうなります。
お分かり頂けましたでしょうか?この様にしてWAXが貴金属に変わるのです。
という訳でお客様がお作りになったWAX原型は溶けて無くなってしまうので、WAXを「記念に欲しい」と言われましても、記念にお渡ししてしまうと指輪が出来なくなってしまいますので、お写真で我慢して頂きたいと思います。
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